空色妄言ゴシックブルー - 幻想症候群(一迅社文庫)

■[スポンサー広告]Ads by Google はてなブックマークに追加カウント タグ:締めスライド閉め

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■[ライトノベル感想]幻想症候群(一迅社文庫) はてなブックマークに追加カウント タグ:締めスライド閉め

過度の中二妄想が実際に起きてしまいます。
深層世界の具現だから、対応策はありません。

そんな「幻想症候群」なる病気が蔓延する世界のおはなし。

なーんとなく恋する死者の夜を思い出してしまったけど、方向性として救いがあっていい。
「恋する死者の夜」よりは、ワイルドアームズ的な感覚が近いかもしれないけど。
救いは明示しないけど、まぁ前向きにがんばれよという意味合いにおいて。

絶望的な現実と、少しばかりのやさしい奇跡の物語。


以下、個別感想。
ネタバレあるんで隠します。js使いたいだけじゃないんだから。
クリックで開きます

・遥か遠くの夏
いきなり東京壊滅してて。
日本人の破滅願望って大したもんなんだぜ? 作者的に意味で。

ファンタジーの世界に迷いこんだ主人公のお話。
主人公は従兄弟ゾッコンなのでラブラブ展開にはならないけど、清く正しいボーイミーツガール。
俺は大好きなんだぜ?

「人は空では死ねないよ」
死ねるとすれば、ファンタジーの世界です。

・無限回帰エンドロール
いきなり一転してホラーでスリラー。
幻想と現実の両面から主人公たちを追い込むぜ!
最初の遥か遠くの夏からの反転具合がすばらしい。

さらに隠し(クリックで開きます)

「さぁ、ゲームの再k」

ガッという音とともに、ただ恐怖を撒き散らす殺人鬼は沈黙した。

「あ・・あ・・・・・・」

ガッ!ガッ!と。
苦悶の声なのか、慈悲を乞う声なのか、判別させる間もなく、ただ破壊の音。
それが、先輩の持つ鉄パイプなのだと理解するまで、僕は一拍どころではない間を要した。

そう、先輩だ。
さっきまで、訳のわからない事態に巻き込まれてただ戸惑うばかりだった先輩。
土壇場で、絶体絶命の危機に、ようやく過去との決別をつけた先輩。

感情豊かに嘆き悲しみ、脱出の喜びを表していた彼女は、そして今再度現れたトラウマを、ただ無表情に叩き潰した。
まるで一人だけ別の時間を生きているように。
殺人鬼の空間の支配のなか、そう、その場の空気を意に介さず。

「・・・」

先輩に表情が戻る。

「何度も・・・何度も・・・そうまでして殺されたいか、この牛頭野郎!」

そこにあるのは、苛立ち。
幻想と現実の境界なく、己の領域を侵された怒り。
先輩の顔が変わっていく。憎悪と嗜虐の愉悦へと。

「いいわ。せめてあと4回は出てきなさい。みんなの分は、まだ済んでないよね・・・?」


あの状態から両方生還ってすごすぎるだろ。

・『夏休み』の終わり
「真逆、な。お前が私の嫁か・・・」

きまぐれな目覚まし時計の女の子は、もうちょっと幸多くあってくれ。

もしかすると主人公にとってのロマンではなかったのだろうか。
敵対する暗殺者でありながら、寡黙に主人公ラブで運命を任せるって、なんというエロゲシチュ。

・1000年の森
エピローグであり、ここから始まるプロローグ。
本当にWAに感じられるなぁ。
このロボはマリエル。がんばって生きて。

- コメントエントリー -

- 投稿エリア -



 

  • Pass:
  • 管理者にだけ許可:

記事[ 幻想症候群(一迅社文庫) ]トラックバック

- エントリー -

この記事にトラックバック(FC2ブログユーザー)

twitter

カテゴリー

相互リンクさま

RSSリンク

コメント
情報源とか
過去記事及び、除外物まとめ
強奪物
プロフィール
月別アーカイブ

FC2Ad

FC2ブログ

人類存亡の危機まで、あと