空色妄言ゴシックブルー - 空から女の子が降ってくる 密林編

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本当はamazonネタで「親が主人公用に少女を買って、それが空から落ちてきてkonozama(死亡)だよ!」と書こうとしてたけど、間違えた。
というか、最初に考えてたブラックホール少女ネタをすっかり忘れてた。

【降臨賞】空から女の子が降ってくるオリジナルの創作小説・漫画を募集します。

条件は「空から女の子が降ってくること」です。要約すると「空から女の子が降ってくる」としか言いようのない話であれば、それ以外の点は自由です。


混沌と評するに相応しい。
生理的な嫌悪感と自らの底に沸きあがる期待から離れ、目の前の現実だけに意識を向ける。
一方的に打ち込まれる弾頭には、全て、祖国の美少女の顔が描かれていた。

***

対テロ戦に対して「案」が唱えられたのは、今から数年前だ。
「オタクは『殺し』はしない。ただ人生を戦うのみ」
一人のhikkeyの言葉を注目した政治屋により、その悪夢めいた兵器は完成される。

「死の接吻」

鍵弾、八月弾、葉弾etc。
隆盛の極みにあった時代の少女たちが、テロリスト撲滅、人殺しに加担する。
少女兵に着弾する様を見て「真の百合」と抜かす変態、某18禁ゲームのキャラクターが描かれた弾に「まさにファントム」と呟いたキチガイ、「男同士なら人権侵害に当たらない」と許容する腐女子。
反対するだけが脳のマスコミでさえ、その実際の効果の前では賛成に回った。

一時期は文化と言えたjapanimatinは、こうして狂気の代名詞となり、今日も死を量産する。

***

破散した顔の欠片に目をやり、男は思う。
何処を間違えたのか、と。

オタクに人権を認めたからか。それとも虚構の世界そのものが罪深かったのか。
それもあるだろう。きっとあるだろう。
あぁでも。
国中が病んでいたのだ。誰一人として例外無く。
きっと自分も。


そろそろ終わりにしても良い。

ただひとつの想いを胸に生き延びてきた。ただ一人を愛し、生きてきた。
テロリストとなったのは、自分の想いが純粋だと信じた故だ。
何の打算もなく恋焦がれることこそが唯一至上だと思った故だ。

でも終わりは見えた。この光景はそう遠くない未来に自分を殺す。

そう思い、男は生を手放すこと決めた。

***

瓦解した防壁から見えた外には死神が待っていた。
誰よりも愛し、決してそうはなってほしくなかった死神が。

セットされた弾は葉弾17番。

予想できた自身の信念の死に恐慌に陥ることなく、男はただ涙する。
「非処女・肉便器は氏ね」とは、常日頃からの口癖ではあったがしかし、思った以上に辛いものだな、と思った。


「十波由真は、俺の嫁」

中空から向かい来る弾頭「YU-MA」に向けて、最後の、最後の正気を振り絞り、
せめて向かってくる不機嫌そうな照れ顔に向けて、
男は、男の人生を叫んだ。

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