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仮面ライダーというのは自分の中では全てのヒーローの原型だったりするのではないだろうか。
たとえどう取り繕っても人間と畜生のキメラであることは事実。それでも人の心を捨てることなく、そして仲間に支えられながら力に溺れない相応の心へと鍛え上げていく。
血に汚れ、体は畜生に堕ちようとも、心だけは手放さない。この魂と人々の祈りがある限り。
そんな「正義? いいや違うぜ。俺は仮面ライダー」みたいな、日本語が通じないことを喚きたいところだが、やっぱり頭悪く一言で言うなら絶対正義なんだよなぁ。
こんな男に倒されるなら、悪としても願ったり叶ったりだろうし。
話が全然本文に入らないからここらへんで俺ライダー論を切り上げます。
さて、この仮面ライダー1971-1973ですが。
上に書いたような仮面ライダー像を持つ男の子なら問答無用で楽しめると断言できる。逆にそれをもっていないと「何このやたら人がしゃべる本」みたいなイメージしかもたれないかもしれない。それが○ン○ついてない奴ならなおさらだ。体力の無い奴は後ろで震えてろってやつなのです。
みんなが持ってる、今更言うまでもないような仮面ライダーの鉄板をこれでもかと詰め込んできます。
本郷猛が仮面ライダーとなり、挫折し、それでもそこから立ち上がり、そして生きていく話。
正義の味方が成立するには悪が不可欠。
そうかもしれない。いや、きっとそうだろう。
しかし、彼は違う。
訪れる平穏な世界では、きっと彼は、微笑むことができるのだ。
エピローグの情景。
かつてその在り方に感動を覚えた者なら労せずにその姿を思い描けるだろう。
良い話で終わっている訳ではないが、「人が生き(行き)続ける」というテーマにおいて、ひっじょうに熱いエンディングだったのではなかろうか。
「不死身の男」という響きも捨てがたいが、違う。
仮面ライダー本郷猛は「不滅の男」なのである。
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