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九朔×アナザーブラッドなSS1。
うん、もうネタバレしてる人もいるだろうけど、俺知らないもん。 とりあえず、6月に買えるようにがんばろうとは思う次第デス。
と、ゆー訳で書く! ひたすら妄想で書く!
ぶっちゃけ、最初のシーンが思いっきりデモベのあのシーンと一緒なのは駄目だと思うけど、思うけどさ。
「ふはははっ! どうしたの『二闘流』! その程度の力? その程度でデモンベイン?! 無様なものよねぇ!!?」
「・・・・・・」
哄笑が響く。 目の前に立ち塞がるは六機の鬼械神。
「所詮は年端もいかぬ童、逆十字全員を相手にする無謀も判らぬか」
「ハッハーッ! そんなナリでよくも魔を断つ剣なんて言えるなぁ、ムカつくナイトくんよぉ?」
「・・・・・・」
うるさい。 五月蝿い。
朦朧とする頭でそう思う。
「フンッ! ココマデ苦戦シタノダ、喚クナ」
「そう! 流石は、流石は流石はデモンベインといったところではないかね?」
「そう、デモンベイン! 我らを一度は殺した最強のデウス・マキナだ!
諸君! 遊んでる場合ではないぞ? この無敵の刃を、油断無く消滅させて頂こうではないか!」
一際耳に障る甲高い喚き声。 聞くに堪えない。
口から流れる血を拭い、四肢に力を込める。
が、
――機体は動かない。
足は千切れかけている。 腕は肘から先が無い。
鋼鉄の装甲は熱で削られ、もはや幾許も保つまい。
金色の鬼械神が、砲口を開く。
「・・・・・・さらばだ、もう遭うこともなかろう、デモンベインッ!」
「く、そぉぉぉおおおっ!!」
その外観よりも眩い閃光色が、破滅の咆哮を上げ、逃れようの無い光波が押し寄せ・・・・・・。
その瞬間、世界が赤く反転した。
* * *
笑い声が聞こえる。
優しく癒すような、愚かさを嘲笑するような。
目を覚ます。 半壊した鬼械神の、鋼鉄のコックピット。
ディスプレイに映るは、赤く変色した世界。 時間の間に閉ざされた世界。
コックピットに見慣れない影。 すぐ近くにそれは居た。
「残念だったわね、『二闘流』?」
「・・・・・・ッ! アナザーブラッド!!」
この赤の世界において、違和感が全く無い。
いや、そもそも彼女がこの世界そのものなのだろう。 その赤い少女から出ている赤い魔力は、赤の世界に満ちる字祷子と全くの同一だった。
「答えろ。 何故、我を助けた?」
「ふふ、どうせ言ったところで信じないんでしょう? なら答えるだけ無駄じゃないかしら?」
「・・・・・・ならば、もう一つ。 助けて、どうするつもりだ?」
彼女にとっては、それが待ち構えていた質問だったのか、
「それは貴方と同じと思うけど?」
「何?」
「つまりは、黄泉帰りのアンチクロスの掃滅、かしら?」
「解せんな。 アレを復活させたのは貴様のはずだ」
「でも事情があって邪魔になっているの。 だから、貴方に負けてもらうと困るのよ」
「ふん、勝手なことを・・・・・・」
赤の少女から視線を外し、
「デモンベインは負けた。 ダメージは見ての通りだ。 修復が完了するまでは戦えまい。 それに」
「・・・・・・そもそも、見ていたのだろう。 デモンベイン一騎ではあの連中全員を相手には出来ん」
重い沈黙、と受け取っていたのは、彼だけだったようだ。 場違いな程に朗らかに少女は嗤う。
「なにそれ? その程度なら問題にすら入らないじゃない」
「? どういうことだ」
少女は、はぁ、と溜め息をつく素振りをし、少年の鼻先にピッと指を押し付ける。 近い。 どうやら、喋ってる間に操縦席付近まで登ってきていたようだ。
「私と共闘さえすれば、ね」
「断る。 そもそも解答になっていない」
「即答しないでほしいわね。 ・・・・・・このまま放っておくわけにもいかないんじゃない?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
しばし見詰め睨みながら沈黙。
「わかった、いいだろう。 あいつらを倒すまでは共闘してやる。
それで、問題の方は?」
「共闘さえ約束して貰えれば容易いわ。 問題の方は、そもそも貴方の勘違い」
「勘違い、だと?」
「そう」
「まず一つ目。 機体の方は私が修復できる。 そして」
「二つ目。 二闘流、貴方はデモンベインが何であるかを理解していない」
「・・・・・・意味が分からないが、とりあえず契約すればなんとかなる訳だな」
よく出来ました、の微笑み。 腹が立つが、それを気にしている場合でもあるまい。
時間も無いはずだ。 そこまでの余裕をあの逆十字が許すとは思えない。
「契約する。 そして、とっとと奴等を倒す。 お前の相手はそれからだ」
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