空色妄言ゴシックブルー - 思いついただけのアレ

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■[駄文、一発ネタ]思いついただけのアレ はてなブックマークに追加カウント タグ:締めスライド閉め

 いや、お稲荷さま読んで思いついただけのやつ。
 五行相克破りとかそんな感じ。

 電気分解とかそこらへんなツッコミは勘弁。

「ふん、やはり所詮はニンゲンか。五行法の何たるかも知らん。
 100年経っても水気では木気に勝てぬことすら分からぬか」

 伸びる、絡みつく、歪な紫電。
 水の防壁の隙間を狙うように、ゆっくりと、ゆっくりと迫っていく。

 と、突如、防壁が形を変える。
 渦巻き。逆巻き。抉るような槍型。
 それは、さながら削岩機。それを蛇目掛けて、一点に突き出す!

「ぬるい!」

 雷の形状操作、紫電の鞭を振るう。
 木気の前では、どんな水気であろうとただの餌だ。そう、如何に練ろうが、ただ飲み込まれるだけ。雷の流れをそのまま術者に伝える水気はそもそも防壁になりえない。

 だが、

「なに!?」

 水が雷を弾く。
 物理的な突破力で言えば、雷は水の濁流の敵とはならない。先端からぶつかった雷の鞭は、その全てを霧散され勢いを殺すことすらままならない。水のドリルは問答無用で蛇の本体を抉り抜く。


   *   *   *

「何故だ・・・・・・」

 致死必至の一撃から、かろうじて急所は外した蛇は、さすがにそれなりの年月を生きた妖ではあった。だが、その体は至るところで大きな痛手を受け、もはや人型を保つことすらままならない。
 しかし、五行を操る身としての恐怖がその痛みに勝った。

(そうだ、アレは何だ?)

 水気では木気に勝てない。それは原始の始めから決められし、原始の根底を成す法則。だが、アレは水気でありながら、その法則を打ち破った。
 使った術は確かに水気に違いない。実際に、この地は水気に覆われているし、アレが使ったものも、水に違いない。水気にあらざる水気。アレは、何だ。

「・・・・・・お前が雷を使うのはわかっていた」

 いままで沈黙を保っていた異端の水使いが口を開く。

「ならば簡単。水に含まれる不純物を全廃すればいい。純水は絶縁体。学校で・・・・・・、とは言っても、学び舎など、お前の時代には無いか」

 くぐもった笑い。
 それを響かせながら、

「不可解な事など何一つ無い。理に勝るは、それに勝る真理。人が時をかけて解き明かした、ただの理屈だよ」
「馬鹿な。人がたかが百年で根源法則を打ち破るか」
「破ってなどいないさ。ただ、より根源に近き知というだけ」

「根源に、0に迫るために魔術も五行も必要無いさ。生きるということは、0から始まり0に向かうということ。下手に終着点を失くして、『永遠』に走った段階で、お前はすでに外れたんだよ」

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