空色妄言ゴシックブルー - とある正義の味方の結末

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 つぶやき。
 とりあえず、今日は放置してくださいな。

 勝手に自己解釈上等。
 ただ、誰かを救いたかった。

「セイギノミカタ」に憧れた。
 確かめてみたいと思った。

 誰かを救うことで、
 誰かが救われることで、
 自分が「救われた」のだと思いたかった。


 だから


 誰一人救えず
 目的は果たせず
 自分すら救えなかったのがただ一つの未練。


 幾度となく祈りを捧げては誰かの幸せを願い、
 幾度となく膝を折りては自らの無力を呪った。

 そして、

 剣として往き、朽ち果て折れた。


 独り佇む剣(リソウ)の墓標。
 落陽が作る剣影(ユメノザンガイ)に、初めて自分の涙を流す。


 でも、
 それでもまだ。

 それを、
 今まで信じた理想を捨てきれないから。
 自分の救いを諦められないから。

 もう一度、剣を投影(つく)ろう。
 今度は今までの生を元に、自分の総てを込めて。

 いつか、救われることを願って。


 彼は気付かない。
 純粋すぎるが故に、他に手段を知らぬが故に。
 作れるのは無形の虚像のみ。
 歪な鉄が映すのは、理想が描く影なる絶望。

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